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アニバル・トロイロ(Anibal Troilo 1914年7月11日-1975年5月18日) バンドネオン奏者、作曲家。アルゼンチンタンゴにおける黄金期に活躍し、「Pichuco(ピチューコ)」「Gordo(ゴルド)」の愛称で親しまれた、タンゴ界の巨匠のひとり。 10歳でバンドネオンを弾き始め、11歳の時には楽団デビューしたという天才的なエピソードで、トロイロの経歴はスタートする。その後、数々の楽団でバンドネオン奏者として活躍し、1937年、23歳で自身の「アニバル・トロイロ楽団」を結成。指揮、作曲家、編曲家としての才能を発揮する。それまでに培われてきたタンゴの王道を継承する、重厚なハーモニー。繊細に甘美に歌うメロディと、ダイナミックに刻まれるリズム。トロイロ楽団の演奏は、まさにアルゼンチンタンゴの円熟期を象徴するものだった。 一方、若い音楽家たちにも大きな影響を与え、その深い音楽性は、古典タンゴとモダンタンゴをつないだ人物とも評される。アルゼンチンタンゴに革命的な変化をもたらしたアストル・ピアソラが、若い頃にトロイロ楽団に在籍していたことは、よく知られている。 |
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小川紀美代(バンドネオン)小川紀美代ウェブサイト(外部リンク) バンドネオンの音色に魅せられて、ほぼ独学で奏法を学び始め、2001年単身ブエノスアイレスに渡る。03年アルゼンチン最大の音楽祭「コスキンフェスティバル」に日本代表として出演。10年には在ボリビア日本国大使館主催、在外公館文化事業コンサートでも好評を博す。07年からは韓国、香港等のアートフェスティバルに招聘される等、アルゼンチンタンゴに限らず演劇やダンス、現代美術等とのコラボレーションに積極的に取り組む。ライフワークとしているバンドネオンソロは、ヨーロッパでも高い評価を受ける。17年「コスキンフェスティバル」に再び日本代表として出演。ブエノスアイレスでのコンサートでは現地ミュージシャンや日系移民の歓迎を受ける。18年2月ブエノスアイレスにて伝説のバンドネオン奏者アニバル・トロイロが実際に使用した愛器(アルゼンチン国立タンゴ博物館所蔵)でレコーディング、18年7月CD“solaenBuenos Aires,yo estoy aqui 〜アニバル・トロイロに捧ぐ”をリリース。10月そのトロイロのバンドネオンを携え、福島、名古屋、大阪、東京、横浜の日本ツアーを企画、開催。21年文化的活動が開始され始めたフランスに招聘され、パリにてギャラリーコンサート、オンライン配信コンサートに参加。南仏カステルナウを拠点とする Mezcal Jazz Unitと2箇所のコンサートを実現。バンドネオンオーケストラ「蛇腹隊」を主宰するなど、後進の育成にも力を注ぐ。 |