アントニオ・カリオン・ヒメネス 略歴

 1964年、フラメンコの歌い手、カリオン・デ・マイレーナの息子としてスペイン・セビリアに生まれる。往年の名ギタリスト、メルチョール・デ・マルチェーナの伴奏スタイルを継承しながら、独自の歌伴奏の世界を進む。1989年、コルドバ国際ギターコンクールにて、ビセンテ・アミーゴらと共にファイナリストになる。2002年、ラテングラミー賞を受賞。
 彼のギターは、伝統的な型を守りながらも、現代の革新的な流れを取り入れようとして、その二つをバランスは絶妙で、間の扱い、彼独自の経過和音、アルペジオを工夫したメロディー、ユニークなゴルペ奏法など、スペインの硬派なフラメンコ愛好家をうならせる“いぶし銀”的な存在である。
 現在、ホセ・メネーセ、チャノ・ロバート、チョコラーテ(残念ながら、お亡くなりになりました。)など、一流の歌い手と公演をおこなうかたわら、テレビ出演、CD、DVDの録音、収録にも多数参加している。
 スペイン国内だけでなく、国際的にも有名で、フランス、オランダ、ドイツ、イタリア、エジプトなどでも活躍。アンダルシア州、ベルギー・ブリュッセル、RTVE(スペイン国営放送)など、多くの州、団体からの受賞多数。 



〜ディスコグラフィー〜

カンタオール タイトル
1994 Curro Malena Carbon de cana
2000 Jose Menase A Francisco
2001 El Chocolate Mis 70anos con el cante
2001 El Chocolate Ecos de la bienal de Arte
Flamenco2000
2002 Chano Lobato Puro y Jondo(DVD)
2002 El lebrijano Puro y Jondo(DVD)
2002 Manuel
Mairena
Puro y Jondo(DVD)
2004 Miguel de
tena
Vaiven

 主な、アントニオが歌伴奏をしているCD、DVDです。なお彼のソロギター、カンテの音源は新譜「DIBUJANDO MELODIAS」のみです。以下のCD、DVDをご希望の方は、フラメンコCD専門店アクースティカに問い合わせてみてください。

 アントニオがセビリア州へ正式に提出している経歴書を翻訳しました。詳しい経歴(受賞歴など)を知りたい方は、。こちらをご覧ください。